テンダーカフェ:北欧視察旅行 第二章 of リマインド

北欧視察旅行 第二章

2006.06.08-06.16

グリークのコンサートホール作曲家・グリーク(1843-1907)のコンサートホール。
ステージ奥、ガラス張りの向こうに見える赤い建物が、グリークが実際に作曲活動をしていたという家。
観客はグリーク作の音楽を鑑賞しながらその曲が生み出された場所も同時に眺めている、という仕掛けがおもしろい。
生み出された場所

コペンハーゲンの街角コペンハーゲンの街角にあったビン専用のゴミ箱。
これが実に効率の良い仕掛けになっている。
ビンを丸い穴に放りこむと、そのまま中に落ちて自然に割れる。
回収に来た人は粉々に砕けた状態で持って行く。
「割る」という一工程を省き、回収する人の荷もかさ張らない。
これが北欧の発想だ。

新オペラハウス水平に大きく張り出した屋根が印象的な新オペラハウスは、最近人気のスポットらしい。
ヘニング・ラーセンの設計で建築好き必見の建物と言われている。

私が驚いたのは、運河に面したこの大屋根の下が人々が集える、実にいい共有スペースとして設計され機能していること。
例えばカフェやバーもあり、観光客だけでなく街の人々が自然に腰掛け、運河の景色を眺めながら語らい、読書し、ゆったりと過ごしている。
人々が心地良くつどえる「場」となっているのだ。

新オペラハウス日本ではどうだろう。
日本の劇場、デパート、美術館といった建物に、人々がくつろげるスペースがあるだろうか。
とかく「施設」としての機能ばかりが優先され、人を中心に考えた「場」ではないように感じるのだか。

スカンジナビアの人々街でつい目を引いたポスター。
男の子が本当においしそうにアイスクリームを食べている。
夏はスカンジナビアの人々にとって心待ちにしている季節なのだ。

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